1995年から2005年に活動していた水戸出身バンドのCOCK ROACH。
彼らの独特な死生観溢れる音楽がとても好きでした。
出会いの曲「孔子の唄」。20代のころの彼ら。このヒリヒリした感じがたまりません。
苦手な人は苦手だと思います。逆に、彼らの音楽が必要な人には救いに他なりません。
死を恐れ、生に執着しつつ、永遠に生き続ける事への苦悩を突き付けられます。
音楽であり文学。それがCOCK ROACHの魅力のひとつ。
希望を見出す曲『鸞弥栄』。眼前に雲海が広がってくるようです。
久しぶりに検索したら2018年に活動再開、また最近ではTHE BACK HORNの山田将司くんと遠藤仁平さんとで、水戸音楽シーン活性化の為の「ヒカリノハコ」プロジェクトも立ち上げていると知りました。
彼らの活動期は、まさにロックにドはまりしている時代でした。地元のライブハウスに来た時、何回か生で観ました。あの強烈なライブ風景は、今でも鮮明に蘇ります。
真っ黒なTシャツにズボン、遠藤さんは某尊師を思わせるようなボサボサ頭に髭の異様な雰囲気だったし、彼が書く詩の死生観が凄まじくて、心を鷲掴みにされました。
ライブパフォーマンスも独特の世界観そのままに、静けさと荒々しさが混沌とする唯一無二のものでした。
ライブ終了後、四弦の本田祐也さんにサインをお願いしたら、まさかまさか、メンバー全員に声をかけてくれて全員分のサインを頂けたのは青春の良き思い出。
『赤き生命欲』のジャケット裏にサインを頂きました。ヴォーカルの遠藤仁平さんとノストラダムスの大予言についてお話が出来た事、本田さんの笑顔が眩しかった事。素晴らしい日だったなぁ。
他のファンの子にも優しい対応をして下さって、ライブパフォーマンスとのギャップにまたもノックアウトされました。
COCK ROACHの曲はどれも素敵ですが、リンクを貼った『孔子の唄』と『鸞弥栄』が最高に好きです。
また両曲が対を成す『虫の夢死』と『夢死の虫』は死と生について考えさせられます。
COCK ROACH初期メンバーは自分と同い年。そんな彼らがメンバーを変えつつ、再び活動再開しているのは凄く勇気づけられました。
私も私なりに、出来る範囲でイラストを描いていこうと思います。