流線型の鋭角

ミッドライフクライシスど真ん中。イラストと偏った人生観をつらつらと。

浦島太郎の結末について

イラストはauのCMでお馴染みの、浦ちゃんこと桐谷健太さん模写。

 

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浦島太郎(桐谷健太

三太郎の浦島太郎は、底抜けに明るくて良いですね。乙ちゃんも素敵。

 

…で、何故浦島太郎かと言うと、この昔話の結末と理由について、納得いく答えが見つかったからです!スッキリ。

そもそも浦島太郎の物語って謎が多いですよね。どうもスッキリしない。

助けた亀に連れられて竜宮城に行って、乙姫様達と楽しく過ごして。

でもそろそろ帰らなきゃと思って申し出たら、絶対開けちゃいけない玉手箱を手土産に貰って。帰ってみたら年月が過ぎ去っていて、絶望のあまり玉手箱を開いたら自分は老人になっちゃって。

めでたしめでたしで終わらない。一体何を伝えようとしているんだ?

長年疑問に思っていたところ、この動画に出会いました。

仏教家の桐谷隆太先生の「浦島太郎の秘密。仏教から読み解くとおもしろい」。

 

youtu.be

 

以下ネタバレです。

浦島太郎はそもそも漁師である。

つまり毎日毎日、海の生き物を狩り、殺生することで生計を立てているのが浦島太郎。

そんな浦島太郎が、たまたま亀1匹を助けたところで、今まで犯してきた罪は消えない。だからあの結末になった。

…という解釈です。なるほどなぁ。

そう考えると竜宮城での乙姫様も亀も、タイやヒラメも恐ろしい。

わざわざ身内の仇をもてなして、良い気分にさせて、最後に絶望の淵に突き落とす。

…昔話でも屈指のホラー話ですね、浦島太郎…。

色々な人の色々な視点、色々な解釈って、面白いものですね。