イラストはauのCMでお馴染みの、浦ちゃんこと桐谷健太さん模写。
三太郎の浦島太郎は、底抜けに明るくて良いですね。乙ちゃんも素敵。
…で、何故浦島太郎かと言うと、この昔話の結末と理由について、納得いく答えが見つかったからです!スッキリ。
そもそも浦島太郎の物語って謎が多いですよね。どうもスッキリしない。
助けた亀に連れられて竜宮城に行って、乙姫様達と楽しく過ごして。
でもそろそろ帰らなきゃと思って申し出たら、絶対開けちゃいけない玉手箱を手土産に貰って。帰ってみたら年月が過ぎ去っていて、絶望のあまり玉手箱を開いたら自分は老人になっちゃって。
めでたしめでたしで終わらない。一体何を伝えようとしているんだ?
長年疑問に思っていたところ、この動画に出会いました。
仏教家の桐谷隆太先生の「浦島太郎の秘密。仏教から読み解くとおもしろい」。
以下ネタバレです。
浦島太郎はそもそも漁師である。
つまり毎日毎日、海の生き物を狩り、殺生することで生計を立てているのが浦島太郎。
そんな浦島太郎が、たまたま亀1匹を助けたところで、今まで犯してきた罪は消えない。だからあの結末になった。
…という解釈です。なるほどなぁ。
そう考えると竜宮城での乙姫様も亀も、タイやヒラメも恐ろしい。
わざわざ身内の仇をもてなして、良い気分にさせて、最後に絶望の淵に突き落とす。
…昔話でも屈指のホラー話ですね、浦島太郎…。
色々な人の色々な視点、色々な解釈って、面白いものですね。