流線型の鋭角

ミッドライフクライシスど真ん中。イラストと偏った人生観をつらつらと。

機動戦士ガンダム 水星の魔女よりグエル・ジェターク君とベルメリアさん

お題「気になる番組」

皆大好き、グエル君。第15話、最初から最後まで素晴らしかった…。

グエル・ジェターク君

資料見ながら模写…しつつ、つい自分絵になってしまいました。

いやはや、第15話の衝撃よ。弱り切ったグエル君、考えるより先に瀕死の少女を助けるグエル君、そして前を向いて進みだすグエル君…。

進んでも手に入らないどころか失い続ける男。それでも前に進む気高いグエル君。

完全にガンダムの主人公ですね。最高です。

冒頭の食事強要シーンだの、モビルスーツコクピット内の惨状を見て嘔吐するシーンだの、スタッフの癖が詰まりまくった素晴らしい回でした。

オルコットさんとの関係も良かった。敢えて軌道エレベーターまでの道のりを描写せず、16話でしれっと宇宙に帰還してるのも逆に良かった。

season1の初期頃は、どちらかと言うと当て馬というか、いけ好かない坊っちゃんだと思っていましたが、今では作中一番の推しキャラになりました。

これからの活躍に目が離せません。

 

16話と言えば、ベルメリアさんとエラン5号君とのやり取りが地獄過ぎて素晴らしかったです。ベルメリアさん、駄目な大人感が生々しい。

ベルメリアさん

バナディース事変が21年前なので、おそらく推定アラフォーであろうベルさん。

この微妙な老け具合がまた絶妙。昔を引きずりつつ、気付いたら中年期に入ってしまっていて、こんなはずじゃなかった感が生々しい。分かる、分かるわベルメリアさん。

こんなはずじゃなかったよねぇ。もっと違う道があったかもしれないけれど、こうするしか無くて、今更後戻りも出来なくて、もうどうしようも無いその感じ。

…同世代としては、無駄に共感出来てしまうのが悲しい話。

かと言って、若い世代に、ましてガチ被害者の5号君に感情吐露するのはお門違いですよ、ベルメリアさん。

色々な視点で観られて、本当に面白いです。水星の魔女。

またちょこちょこ描いてみようと思います。