今週のお題「好きな街」
…加藤保憲が破壊させたがっている帝都東京はいかがでしょうか。
Corel Painter 2021で着色。雰囲気を出す為に色々なブラシを使って、オーバーレイやら焼き込みやらでエフェクトをかけました。楽しー。
以前アップした元絵はこちら。
『帝都物語』は1985年から発表された荒俣宏氏原作の小説です。嶋田久作さん主演で映画『帝都物語』『帝都大戦』があり、OVA化もされています。
1980年代、日本が潤っている時なので、良い意味でお金をかけた大作であり見ごたえがあります。各クリーチャーの演出も不気味で生々しくて良い!
グロ表現ある為、閲覧は注意でお願いします。
嶋田久作氏が演ずる怪人加藤保憲の不気味さ、カリスマ性、カッコ良さが素晴らしい。
何が何でも帝都を破壊してやろうと、平将門を復活させようとする加藤保憲。その為ならば手段は選ばないし、年月もかける。サイキックパワーは最強だけれど万能ではないため脆さもあれば、対局の力の持ち主である辰宮恵子に惹かれてもみる。何とも言えない魅力があります。
辰宮恵子の夫である辰宮洋一郎は、石田純一氏が演じています。この石田純一氏がシュッとしてスマートで、それはそれはカッコイイのです。流石80年代の石田純一氏、トレンディ代表です。カッコ良くて強いにも関わらず、何と実妹との間に娘が居るというショッキングな設定です。これまた何とも言えない衝撃でした。
他にも渋沢栄一を勝新太郎氏が演じていて、やたらと重厚感が溢れていたり、若かりし日の佐野史郎氏、桂三枝氏、坂東玉三郎氏が出演していたりと、豪華絢爛。
人間型ロボットの學天則を発明した西村真琴氏役を、次男である西村晃氏が演じている等、話題に事欠かない映画です。凄いなぁ。
様々な魅力がある映画ですが、やはり加藤保憲の、欲望に忠実で真っすぐで力強い感じが一番の吸引力だと思いました。
私自身は周りの目や世間体を気にして、自分の行動に無意識にブレーキをかけるタイプです。
自分と真逆の加藤保憲の行動は、悪役と言えど、大変魅力的に映りました。
AmazonPrimeで観られます。ご興味のある方は是非どうぞ。