流線型の鋭角

ミッドライフクライシスど真ん中。イラストと偏った人生観をつらつらと。

さよならMRJ(三菱スペースジェット)…と機体の名前について

MRJ三菱リージョナルジェットこと三菱スペースジェットの開発が凍結するとかしないとか。残念。

 

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少年ミツビシ

2015年12月頃描いたイラスト。後ろはMRJ、手前は零戦こと零式艦上戦闘機

どちらも国産、三菱重工業産。

2015年11月11日がMRJ初飛行だったので、テンション上がって描いたイラストです。

戦後の日本が国産の飛行機を作る!…というだけで、心躍る機体だった為に、今回の開発凍結は本当に残念です。三菱重工は凍結決定の事実は無いと言っているそうですが。

 

まぁプロジェクトの壮大さに反比例する今までの鳴かず飛ばずな実績に加え、今回のコロナ禍が決定打になったんでしょう。納得と言えば納得。

去年、名称をMRJから三菱スペースジェットにした時点で、ちょっと微妙な気持ちでした。え、何故スペース?てか、こだわる所違うんじゃない?って。

機体の名前は重要ですよ。かの大戦中、機体につけられた名前はどれも美しかった。

海軍では雷電紫電、彗星、月光、晴嵐、彩雲…。

陸軍では隼、鐘馗、飛燕、疾風、屠龍、呑龍、飛龍…。

また、零式艦上戦闘機ゼロ戦と呼ぶセンス。

どれも胸を締め付けるような荘厳な響きがあります。一本筋が通っている。

 …で、三菱スペースジェットですよ。広げ過ぎて軽い。MRJで良いじゃん。

とは言え、三菱スペースジェットの機体は、やはり洗練された美しさがありました。

やっぱり残念。

…我が国では、国産機が飛ばない方が、平和なのかもしれませんね。