資料にしたのはおそらく20年くらい前の写真かと思われます。
今の彼女も素敵ですが、若かりし頃のアリシアさんの透明感たるや、美しくて見惚れてしまいます。こういうロックな感じのファッションがカッコ良かった頃。懐かしい。
20年前。言葉にすると大層な時間を感じますが、自分にとってはつい数年前のように感じます。不思議。
自分の一番良かった時代で、感覚が止まってしまっているんだろうなぁ。
それこそ20年前は、漫画家になりたくて、夢を捨てきれないで、何だか色々もがいて辛かった時代です。若さゆえの熱さもありました。
それでもとにかく動いていたような気がします。
結局、漫画やイラストの道に進むには、私には覚悟も努力も何もかも足りなかった。
現在の自分の環境は、結局自業自得に他なりません。
現実を重視しつつ夢から逃避した結果、現在の仕事が続いている不思議。
正直現在の職種での仕事が、20年近く続くとは思いませんでした。周囲の人にも同じように言われます。何だかんだ変化があって、尽きる事が無く仕事が提供されるのが、基本受け身で保守的な自分には良かったのかもしれません。
逆に、もし自分が漫画やイラストの仕事に就いていたら、きっと途中で挫折していたと思います。拘りとプライドだけが先行して、実力とかけ離れている事に気付けないまま、世間に置いて行かれたと思います。そしてそれに気付けない…。
自身のホロスコープには、木星と天王星のハードアスペクト、90°(スクエア)があります。これは自分の個性を追求する代わりに社会性を犠牲にするか、個性を潰す代わりに社会性や安定した生活を得るか、極端になりやすいと言われています。
まぁ、後者の人生を選んだんだな、私は。
20年前の自分が今の自分を見たら、落胆しつつ、納得もするんじゃないかな。
仕事があって、休日に絵を描いたり、1日中布団の中で惰眠を貪りつつ自分の世界に浸りきったり、気になった事をネットで調べて満足したり。
小さな世界で静かに生きるのも、これはこれで良い人生だと、そう思うようになりました。