三島由紀夫氏原作の『金閣寺』を映画化した『炎上』(1958)より、燃え盛る金閣寺の中の主人公溝口。演ずるのは市川雷蔵氏。
今週のお題「最近読んでるもの」
表現がとても煌びやかで、各情景が脳裏に広がります。
この煌びやかさに反比例するかのような、鬱屈した溝口の心情がまたエゲツない。
幻覚や強迫観念の表現がやけにリアル。ゾッとするのに読み進めてしまう不思議。
溝口の抱える、吃音による深い深いコンプレックス。母の裏切り、師への不信。金閣寺だけが美しい。
親友鶴川の朗かさの裏の泥沼、そして自死。
悪友柏木の歪んだ強さと隠し切れない劣等感。
映画『炎上』もまた素晴らしい。モノクロだからこそ無駄が無い。美しさとおぞましさ、各人が抱える無意識の闇。
クライマックスの金閣寺炎上シーンは、不謹慎ながら唯々美しいの一言に尽きます。
AmazonPrimeでレンタル視聴しました。素晴らしい物を観た。
11/5から夜勤入り→夜勤明け→夜勤入り→夜勤明けの4連勤でした。
連チャン夜勤はただでさえ疲れるけれど、まさかの2夜連続イレギュラーな事象が続き疲労困憊。その都度、少ないスタッフ間で連携を取りつつ1つ1つ対処。その中で通常業務をこなしていきます。…頑張ったなぁ…。
そんな本日の夜勤明け車内ランチはこちら。サーモン漬け丼!
ごま油のコクと香りが、サーモンの旨味を引き立てます。このサーモンがなかなか厚くて食べ応えがあります!万能ねぎの青さと薬味が、視覚にも味覚にも良い働きをしています。素晴らしい!
明日は貴重な単発休み。お掃除して寝よう。明後日からのお仕事に備えます。